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■ 素晴らしい未来が見えてきた ブッシュ大統領と小泉政権が資本主義を潰す
本書はポスト資本主義社会についてどのように展開するのかを、経営コンサルタントである著者の船井流の観点から示したものです。
今の資本主義社会の問題点や国際間の問題、歴史等を顧みて、近い将来の資本主義後の社会はどうなるのかという興味深い内容です。
■しかしポジティブ!
いまや資本主義は正常に成り立っているのか?日本は民主主義といいながら体制的には社会主義ではないか? 政治と企業は本当に絡み合っているのだろうか?
様々な問題は本書を読むまでもなく、日夜論議されているようなものです。
中国の経済発展における見解や、ブッシュの戦争政策における側面等を交えながら、日本の歴史からみた民族性や、グローバリゼーション化された社会とIT技術の発展が結果的により本来の民族回帰を促すようになるといった点がとても共感します。
■資本主義が後戻りすることはない
デフレや就業形態の変革、ITの発展によって資本主義経済に亀裂が走ってきていると言われます。無駄があることで成り立つ資本主義経済が、ITの発展により超効率化され、無駄が減少しているといった考えです。
また様々な政策によって不況を乗り越えようとするけどどれもうまく行っていない。そういった不安要素を様々な観点で列挙されており、その進行はどんどん進んでいくかのごとく文体からは感じます。
しかし、その不安の先は決して最悪の事態ではないということです。
ひとは知恵をもって、状況判断し方向を見つける。
■ポスト資本主義とは
つまり資本力や経済力ではメシが「まともに食えない」「まともなものが食えない」かもしれないという予感が、人々を農村回帰として、食料を自給しようとする動きがあると注目しています。ぽつぽつと行動している人がいますが、それがある時点で100匹目の猿現象が起きて、その兆候は一気に広まると書かれています。
ちょうど僕自身がパーマカルチャーという自然農法・セルフビルドを中心とした半自給自足手法の塾に通っているのですが、つまりこんなヤツがいまぽつぽついるけど、将来的にはそういった知恵が社会基盤の基本技術なるとかかれてあるのです。
「自然農法」「EM農法」と伝統回帰的な農法に、最新の科学技術を受け入れ、とことん自然でピュアな農作物をつくる技術をベースにし、地産地消、地域共有といったライフスタイルが一般化していく。
これらのキーワードの詳しい記事はロハスの窓口からのキーワードを辿っていただきたいのですが、それはロハスムーブメントと照らし合わせてもとても自分なりに共感できるのです。
■キューバに注目
キューバは一時期経済封鎖を余儀なくされ、食料の輸入がストップしました。そこで農業政策をとり10年で自給率を100%近くまで達成しました。しかも有機農法や都市農法といった新しい方法も生み出され、人は食を作ることを生活の一部に取り入れることに成功したのです。
日本が食料の輸入をストップされることは考えにくいですが、輸入食料の安全性や科学食材の増大等、食を買うことに対する不安は大きくなるばかり。つまり自分でつくるのが一番安全で楽チンで安上がりとなるわけです。
日本が将来、アルゼンチンのような経済崩壊を起こすのではとささやかれつつ、キューバのような農業立国としての再生の予感。近年のそのあたりの現代歴史を調査してみるのもいいかもしれません。そのような危機を乗り越える知恵は実は日本の昔ながらの生活に戻ることで一端リセットされ、かつより豊かになれる!と超楽観思考です。
■素晴らしい未来
書名の「素晴らしい未来」とは、結局資本主義に盲目にされてきた人民が、自然の姿を取り戻せる機会であるといった解釈を持ちました。
ただし資本主義が崩壊するという意味ではなく、先進的な資本家・投資家はより洗練されたBIOや農業、農地、コミュニティに投資するようになってきているという事実も指摘し、そういった先見者をバックアップする力も資本主義にはあるという感じです。
実際に日本の先見あるお金持ちは、南米の農地農業に投資をしているという話も聞きます。(地球上で一番安定している農地が多いそうです。)
祭りは終わりです。
チルアウト!
次の祭りを準備しよう!
Posted by syn at 2005年06月07日 02:43
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船井 幸雄 (著)