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2005年06月20日
イヌが教えるお金持ちになるための知恵

ボード シェーファー (著), Bodo Sch¨afer (原著), 瀬野 文教 (翻訳)
非常にメンタルなお金の知恵読本です。
株や投資といったお金の知識も大切なことですが、その前に自分のセルフクエストをしっかりやっておくことが、お金と付き合う上で最も大切であると説いています。
これは目次を読めばなるほどと思われると思うので、後に記載しておきます。
■自分の理想を明確にすることがお金との付き合いにも必要
自分のしたいことや欲しいものといった理想をきっちりと明確にしておく、それに加えてお金の取り扱いについて勉強する。
お金の取り扱いとは、貯蓄や借金、そして銀行との付き合いと、ごく日常的なことですが、やはりもっとお金にも感情的なお付き合いも必要なようです。
この日常的なことなんだけど、自分の理想を明確にしておくと、この日常的なお金との付き合い方が変わるというのです。
■お金は家族でありパートナー
お金を単なる経済的交換手段の媒体といった概念から、もっと自己実現の道具、さらには優秀なパートナーとしての概念を持つということが、お金で成功している人に共通して特徴であるとか。
それは、自分ひとりではしれているパワーも、二人いれば倍以上のパワーが出るし、3人いれば、4人いればと、人はこういう相互依存によって、限りないパワーを発揮します。
それはなにも人だけではなく、お金もパワーの一端としてパートナーとして認知することが重要だと説かれているように思います。
■セルフクエストとかなり一致するコンセプト
本書で書かれている内容は、そのまま当セルフクエストでの自己探求メソッドと共通しています。好きなことでお金を稼ぐとか、ウィッシュリストを書き出すとか、うまくいったことだけを書く日記とか、とことんポジティブに理想を追求する姿が前提として必要だと書かれています。
それに関しては、誰も疑わずに共感してみて損はないと思います。精神状態によってはこういったポジティブシンキングに反感的感情が芽生え、過去のトラウマや失敗体験から拒否してしまう場合も少なくありません。
ただ、それが慎重だからということにはならなく、一旦ココロをリセットして、こういった本に目を通してみることで、メンタルな部分と現実的な部分(本書ではお金の知識)をバランスとって考えてみることで、心を開けるかもしれません。
■過去の成功や、うまくいったことだけの日記
これもまた面白い発想です。セルフクエストの日記は、メンタル日記になっており日記に対して感情パラメータが付与できます。そして読むときには、ポジティブだけとかネガティブだけと分けて読むこともできます。
このポジティブだけの日記にすると、画面にはニコニコマークが並び、本書に説くポジティブ日記が完成します。ためしに過去の日記でもう一度ポジティブ日記として読んでみると、ナイスな感情が蘇り、一時的にでも不安という幻想から解放されるような気になります。
将来においてはこのような過去の成功の記憶がとても力になるようです。その成功はメンタル的なモチベーションにも繋がりますし、それを支えるパワーとしてお金の扱いかたを掛け合わせて、うまくやっていこう的な発想です。
■お金がパートナーというもうひとつの意味
お金がパートナーと言うもうひとつの意味は、お金が勝手に働いてお金を稼いでくれるという側面があるということです。
何も自分でお金を使ったときに何らかのメリットを享受したり、自分が働いて対価を得るだけがお金ではありません。
しかし、頭ではわかっていても、このお金がお金を稼ぐということを心底理解することは初心者には難しいことでしょう。
しかし本書はそのあたりについて、単純な計算方法や、利息計算、期間との関わり等を説明してくれています。
株や投資といった分野に足を踏み入れていない人には、つかみにくいこういった概念をわかりやすく、それにとても興味深く書かれているところに本書の価値があると思います。
<目次>
お金の勉強はできるだけ早く!
まず自分がほしいものをはっきりさせる
うまくいったことだけ書く日記
好きなことでお金をかせぐ
やると決めたら七十二時間以内に
借金を返すためのルール
なんのために貯金するの?
銀行口座を開く
アイデアと自信がお金を招く
投資をはじめる
家のローンが払えない!
株ってどんなもの
投資信託ってどんなもの?
株と貯金
お金持ちになった私
Posted by syn at 00:18 | Comments (6) | TrackBack
2005年06月13日
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学
会計士の方が、会計とはなんぞやを一般の人にわかるようにしてくれている本です。会計といっても企業のそれではなく、もっと家計とかお金にまつわる発想とかに気づかせてくれるような本です。
一部難しいところもあるのですが、本の題名にあるとおり、さおだけ屋はなぜ潰れないのか?という疑問を経営・お金の流れという観点から解き明かしていくと、つまりは、様々なやりくりの実態がわかってくるので、みなさんもこれを参考に日々の生活をやりくりしましょう的な趣旨も感じられた。
■実態・言葉・数字
当事者になればきっとそれくらいのやりくりは思いつくだろうとも思う。実際にお金がなくなったら困るわけだから、それなりの知恵をもって対処するはずではある。
しかし給与所得者にとってみれば、生活に関わるお金のやりくりとは節約を除いてそう知恵を振り絞ることも少ないかもしれない。でも家計をもっとうまくやりくりするためにも、そういった商売人がどのような儲けの構造で動いているかを知る事は、逆に、自分達の家計の損得に関わる問題に繋がるような気がする。
■マーケティング・セキュリティ
つまりマーケティングセキュリティ(消費者がマーケティングのトリックにはまって無駄な消費欲の喚起から身を守る視点)の観点から見ても、それが実際にお徳か、それほどでもないのかということを見極める知恵にも繋がる。
さしてはそれが原価のかかってない副業的商売であることを見抜けば、値切ることだって可能となると思われるからだ。
■とはいうもののお金の計算方法が主題
しかしこれは会計という学問をわかりやすくした本なので、そこは素直にお金の計算方法とはこういうものですよ!ということを知った気になろう。
決算書、フリーキャッシュフロー、キャッシュカード金融と様々な話がでてくるけど、実際の一般家計をターゲットにかかれてあるようなので、ここは日常的に役に立つお話がいろいろかかれてあってためになる。
■数字のセンス
ANAの50人に1人無料というキャンペーンのからくりを例に出して、言葉と数字を巧みに使い分け、数字上ではそれほど損ではないのに、言葉ではとても得っぽい!とか、そういった発想方法の存在を述べられているけど、これもまた面白い。マーケターは日々こんなことを考えて商品を売ろうとしているんだということさえあまたの片隅に置いておけば、数字に置き換えて言葉を読むセンスに繋がり、それが自分の家計にどのように影響するのかと冷静になれるかもしれない。
■割り算が、本質を暴く。
なんてこともかかれてあって面白い。金額や実数はどうであれ、割り算をしてパーセンテージにしたりしてみると、それが得か損か、それとも成功かそうでもないのかとった部分も面白かった。
とにかく、数字は正直だ。
数学への苦手意識だけで、それらを敬遠することない。数字といっても、足し算、引き算、掛け算、割り算しか出てこないと著者は言う。現に自分でも一応会社をもっているので、決算書とかこねくりまわすけど、一番シンプルな計算機で間に合うので、数学と言うほどのものは必要ない。算数である。
そういった会計的算数の視点を生活に意識的に取り入れることが、経済的自立への第一歩であり必須であろう。
あたりまえのことながら、そのセンスの磨きかた!という部分では本書は有意義だった。
Posted by syn at 10:17 | Comments (5) | TrackBack
2005年06月12日
ミュータント・メッセージ

マルロ モーガン (著), Marlo Morgan (原著), 小沢 瑞穂 (翻訳)
著者のアメリカ人女性が、オーストラリアのアボリジニとオーストラリア大陸を120日間で横断した記録。
人の営みのもっとも基本を教えてくれる一冊です。生活とか生きるとか人生等において、目的とか目標とか、価値観とか道徳とか、そんなものが一切なく、ただただ人が人であるためにそこにいる。
つまり、いろんなことに追われている現代人をホッと癒してくれる一冊です。
■必要な水と食料は自然に与えられる
とは、本当に自然の原則なのかもしれません。
日々の生活を維持するために様々な労働・仕事・駆け引き・節約と試行錯誤し努力し安心の確保に邁進しているのが、生活の目的なのか?
そんなことしなくても人は生きていける。反対にそっちのほうが異常かもしれない。
もちろん現代社会においての生活基盤においては、最低限の生活維持活動は必須でしょう。しかしそのような社会を選択し留まっているっていうことも、自由のもとに自身で選択しているライフスタイル。イッてしまえば別の選択枝も自由に用意されていることも知るべきかもしれません。
いまさらアボリジニのようには生きられない。
しかしこれからの社会のあり方は、そのような存在を無視しては成り立たなくなるかもしれません。現在のテクノロジーや科学文明のいい点を吸収継承し、伝承文化の再確認と融合を試みると、さらなるパラダイス的な次世代文明を築ける可能性を感じます。
■現代人の価値観はここ100年くらいなもの。
人が文明をもって数千年。そこでは様々な自然との共存の文明があり、人の可能性も最大限に引き出そうとする自然の知恵があったように思われます。
現在の文明が機械やコンピュータ、貨幣交換によるサービス代理業の反映におてい、人が何もしなくても楽にしていられるという中毒は、ここ100年くらいのこと、いやもっと50年くらいと短いものです。
それらから目を覚ますには、全然苦労せずにもとに戻れそうだと思いませんか?
■中毒世代で生まれてきている
しかし今の多くの人はすでに社会に中毒が蔓延してきた後に生まれてきています。そう昔の自然の知恵なんぞ教えてもらえてないという不幸があるのです。しかし、なんとなく感じることは、人は代々教え伝えられなくても、自然のものはDNAがすでに記憶しており、それを思い出すきっかけは、本書のような情報であったり、旅行中の偶然であったり、そして、思い出した人からの伝承であったりと、いくらでも地球上には記憶が伝承されているという事実から安心感を得られます。
なのでアンテナを張っておくと、もっとパラダイスなライフスタイルが我々には可能であると思います。
■本書における精神性
は、とてもディープです。しかしこの旅行記はノンフィクションということ。しかしそれを小説と見立てて読んでみても、最高に面白く、感動的で、しばらくの余韻を楽しむ事もできます。
神様とか地球とか、遠い遠い感覚があります。
しかしそれは言葉上での問題で、祈りであっても、儀式であっても、それは我々が切符を買ったり、給料をもらったりといった手続きとなんら変わるものではないような感覚で彼ら(アボリジニ)は行っているような気がします。
神に祈る行為は、給料をもらう行為よりは、非現実的です。
しかし彼らにしてみればそれらは逆転しているような。(ちょっと強引な例ですかね・・・)
とにかく何があたりまえなのかは、本人次第であり、何が豊かで幸せであるかという観点も本人次第であるといったことが、本書から読み取れます。
我々は、幸せに豊かに暮らせればいいじゃないですか。
それをゲットするには、まだまだもっと楽チンに手に入れられる選択枝がたくさん存在しているということです。とても気が楽になります。
■この本は多くのblogでも紹介されています
この書名でblog検索してみると本当にたくさんヒットします。
そしてそのほとんどがとてもいい感想を述べていらっしゃいますので是非ご参考になさってください。それらのblogを読んでいると、みんながどのような影響をもらって、パワーをもらっているのかがよくわかります。本当にいい本なんでしょうね。
★最近のミュータントメッセージのblogたち・・・
Posted by syn at 03:57 | Comments (1) | TrackBack
2005年06月08日
「やすらぎ」と「癒し」のメッセージ すべてを許すことからはじめよう
セルフケア、セルフエスティーム、メンタルケア、そんな内容の本。とてもやさしく穏やかな内容です。穏やかになるとはこういうこと!?という感じで読み進められます。
■自分を中心にするということ
自己欺瞞や自己嫌悪など誰でもあるものだけど、自分を責めたり、許したり、自分で考えたり、自分で伝えたりとなにか、自分でやることの意味を教えてくれそうな内容です。
そしてとげとげしくなった自分に丸みを与えてくれるような発想や考え方をもつように心を調節してくれる感じ。
昔知人が少し鬱っぽいときに、この本を読んで、すごくいい!と言っていたのを思い出した。だからきっとすごくいいんだろう。
どちらかというとポジティブ系の自分にも、ネガティブな側面を発見させられる。それはアラを探されるということではなく、自分をいたわる感覚を教えられたとき、ポジティブな感情の裏にある、自分では見えていなかったネガティブ感に気づかされるということ。
もしそれが気付かないままだと、きっとストレスとなって体調を壊したり鬱になったりするんだと思う。
■強い人も弱い人も
だれでも強い面と弱い面をもっていて、その両方を把握することに気が付かないとストレスになる。そう表と裏をしっかり感じて、どちらも肯定して、どちらも癒す。そんなセルフエスティームを心がけることが、病気にならない秘訣かもしれない。
■許す勇気
まず、許してみる。
何を許すか?それは全て。
自分の気に入らない部分。自分の裏の性格。
自分に危害を加える誰か。自分の気分を害す誰か。
それらは勇気がいったり、不条理であったりするだろうけど、いざとなったら許すことが自分にとって一番ハッピーであり、将来においてもっともポジティブに作用するんだと思う。
と、言っても、もちろん難しいけど。
でも「許す」という感覚を知っているだけでも違う。
「許す」を今よりももっと知ってみよう。
許しても、許せなくても、許さなくても、「許す」ということを知っている人はきっと許してしまうんだろう。
それが心地いいから。
そんな感覚を味わうにも本書はとても有意義だと思います。
Posted by syn at 04:11 | Comments (0) | TrackBack
スローなビジネスに帰れ eに踊らされた日本企業への処方箋
仕事やビジネスを行う上で、このサイトやロハス的な方向性を持った人が、普通に感じる行動マインドを解説した本です。僕はこの著者の感覚に非常に共感します。おそらく多くの人も心の中で感じていることを、的確に文章にしてくれている本であると思います。
■パーティは終わった
ITの仕事をしていると、ひとつのアイディアが、様々な人と情報のトラフィックをコントロールするので、そこにビジネスチャンスが広がるようなわくわく感が常にあります。
実際に成功事例もありますが、やはりその大半は失敗として闇に葬り去られます。しかし、アイディアを速攻現実化しようとする風潮と、合理的、効率的に作業をしようとする、つまりコンピュータが全てを仕切り、人手の介さないシステムを構築しようとする傾向があります。
あたりまえと言えばあたりまえなのですが、そこに実は希薄なアイディアの軽薄さが生まれるような気になる場面が多々あります。
■独りでじっくり考え抜くこと
この最も基本的な準備段階がどのようなクオリティであるかが完成物のクオリティを左右することは言うまでもありませんが、ITのみならず、スピード社会の産物として、「見切り発車」が多いと感じざるを得ません。
スロービジネスというのは、この根本的な魂の入れ方をじっくり見直そうという発想から入ります。
そして仕事の目的や、作業の目的や、ビジネスの目的をもう一度じっくり、自分にとっての目的として考えるスタンスに新しいチャンネルをもとうという感じです。
■スロービジネス
僕はこの「スロービジネス」という言葉をこの本で最初に知りました。
商品開発からマーケティング、販売、宣伝と、ビジネスの基本構造全てに、「スロー」な発想と思考を用いて、本物を作り出そうという彼の言葉には、これからのビジネスの方向性そのものであると思います。
自分のしている仕事そのものが「スロー」になるということはどういうことか。そして「スロー」にすることで、自分自身と自分の仕事にどういった影響が出るのか。しいては自分の顧客への影響はどうなるのか。
それを考えたとき、誰でもすべてがWin-Winへと繋がっているいるように思います。
しかもこのWIn-WInが、経済的なメリットだけをさすのではなく、QOL(Quority Of Life)自体の向上を指しているということに繋がっています。
それがビジネスや自分の仕事のサスティナビリティを生みだす結果になるのではないでしょうか。
■スローな視点
とにかくこの本から得られるのは、もうひとつの視点です。
今風の視点であり、これから永続的な視点でもあり、伝統的な視点でもあります。ITが発達してきた渦中にビジネスや仕事をしてきた人が、そのドラマティック且つダイナミックな祭りを体験し、一喜一憂したあとの、チルアウトなビジネス風潮だと思ってください。
そこには、報酬だけでなく、仕事をする本質的な喜びとか充実感をもバランスよくゲットできるように自分自身を準備させることでしょう。
一度その視点で自己確認、してみてください。
Posted by syn at 01:47 | Comments (0) | TrackBack
2005年06月07日
本当に強い人、強そうで弱い人
一種のセルフクエスト、セルフエスティームを経て、素直で強い方向調整を行おうといった趣旨の本です。
プライド、うつ、育った環境、理想、素直、決意、ストレス等々のキーワードを経て、強さ、弱さの本質を心身症的な観点からわかりやすく解説されている。
自分自身の日頃の行動や感情的言動等を省みて、観察することができる本書では、読むことでセルフクエストの一端の担っているようだ。
■強そうで弱い人
今の社会を見ていると本当に強そうで弱い人が多い。これは日本の社会の功罪とも言えるかもしれないが、誰のせいでもなく、このことに自分で気が付く意味は大きい。
本当にみんな気付かないで、自分は強いと思い込んでいることが、ストレスとなり心身症から体の病気へと遷移するのである。
だから、自分についてのダークサイドにうまく光を当てて観察することが必要である。そのことが結果的に病気を引き起こさないためのセルフケアだったりするわけである。
■セルフクエスト
自分というものを客観的に見る、そして理想を持つ、さらには「助けてもらう」「お願いできる」人(リソース)を確認する。
こんな本書の観点は、当サイトの「セルフクエスト」とも共感する部分であり、同じ観察をできる機能を備えている。
それを知ることの意味を本書的に解釈していくと、自分というものを客観的に知ることで、自分にウソはつけない=素直になる。という遷移となる。
素直になることが自分に本当の強さをもたらす最大の要因でると本書は説く。
プライドも大切ではあるが、ウソのない自己表現が精神的強さを必要とし、それをあたりまえの癖としてモノにしたとき、自己に自然な強さが備わるような気がする。
そのときは、できないことは助けてもらうし、できることで助けるだろうし、そして与える余裕や、強い弱いを超越した人間関係をつくることができそうだ。
■逆境の時にこそ
人生がうまく行ってるときには、このようなことを考えることは少ない。でも悩み、うまくいかない状況と、マイナスな状況にあるといろいろ頭は回転する。
そのときにこそ人は成長するものだから、本書のようなナビを通じてセルフクエスト(自己探求・自分探し)を大いにすべきである。
大いに悩むことが必要。そうダイナミックに大袈裟にそして滑稽に悩んでみよう。人は所詮バカだという持論を展開している著者だけど、その点に関しては同じ大阪人だからだろうか共感してしまう。
そういうポジティブ感が必ずしも必要ではない。育った環境によっては、悩み悩んでうつに陥りやすい性格もある。しかし、共通していることは、悩むことによってウェイブは上昇するということである。気分的には下降しつづけてどん底気分を味わっているが、おそらく他者から観察するとその人は確実に上昇を続けているだろう。
そんな俯瞰的視点を持って本当に強い精神力を鍛えよう。
それが何より病気予防であるし、自己実現の原動力でもあるし、豊かになる条件であるように思う。
そして最後に気になった一文
「自分が望まない場所、能力を発揮できない場所、不快に思う場所、そういった場所にいれば、どんな人も幸福にはなれない」
セルフクエストを行う目的ではないだろうか。
Posted by syn at 04:34 | Comments (0) | TrackBack
素晴らしい未来が見えてきた ブッシュ大統領と小泉政権が資本主義を潰す
本書はポスト資本主義社会についてどのように展開するのかを、経営コンサルタントである著者の船井流の観点から示したものです。
今の資本主義社会の問題点や国際間の問題、歴史等を顧みて、近い将来の資本主義後の社会はどうなるのかという興味深い内容です。
■しかしポジティブ!
いまや資本主義は正常に成り立っているのか?日本は民主主義といいながら体制的には社会主義ではないか? 政治と企業は本当に絡み合っているのだろうか?
様々な問題は本書を読むまでもなく、日夜論議されているようなものです。
中国の経済発展における見解や、ブッシュの戦争政策における側面等を交えながら、日本の歴史からみた民族性や、グローバリゼーション化された社会とIT技術の発展が結果的により本来の民族回帰を促すようになるといった点がとても共感します。
■資本主義が後戻りすることはない
デフレや就業形態の変革、ITの発展によって資本主義経済に亀裂が走ってきていると言われます。無駄があることで成り立つ資本主義経済が、ITの発展により超効率化され、無駄が減少しているといった考えです。
また様々な政策によって不況を乗り越えようとするけどどれもうまく行っていない。そういった不安要素を様々な観点で列挙されており、その進行はどんどん進んでいくかのごとく文体からは感じます。
しかし、その不安の先は決して最悪の事態ではないということです。
ひとは知恵をもって、状況判断し方向を見つける。
■ポスト資本主義とは
つまり資本力や経済力ではメシが「まともに食えない」「まともなものが食えない」かもしれないという予感が、人々を農村回帰として、食料を自給しようとする動きがあると注目しています。ぽつぽつと行動している人がいますが、それがある時点で100匹目の猿現象が起きて、その兆候は一気に広まると書かれています。
ちょうど僕自身がパーマカルチャーという自然農法・セルフビルドを中心とした半自給自足手法の塾に通っているのですが、つまりこんなヤツがいまぽつぽついるけど、将来的にはそういった知恵が社会基盤の基本技術なるとかかれてあるのです。
「自然農法」「EM農法」と伝統回帰的な農法に、最新の科学技術を受け入れ、とことん自然でピュアな農作物をつくる技術をベースにし、地産地消、地域共有といったライフスタイルが一般化していく。
これらのキーワードの詳しい記事はロハスの窓口からのキーワードを辿っていただきたいのですが、それはロハスムーブメントと照らし合わせてもとても自分なりに共感できるのです。
■キューバに注目
キューバは一時期経済封鎖を余儀なくされ、食料の輸入がストップしました。そこで農業政策をとり10年で自給率を100%近くまで達成しました。しかも有機農法や都市農法といった新しい方法も生み出され、人は食を作ることを生活の一部に取り入れることに成功したのです。
日本が食料の輸入をストップされることは考えにくいですが、輸入食料の安全性や科学食材の増大等、食を買うことに対する不安は大きくなるばかり。つまり自分でつくるのが一番安全で楽チンで安上がりとなるわけです。
日本が将来、アルゼンチンのような経済崩壊を起こすのではとささやかれつつ、キューバのような農業立国としての再生の予感。近年のそのあたりの現代歴史を調査してみるのもいいかもしれません。そのような危機を乗り越える知恵は実は日本の昔ながらの生活に戻ることで一端リセットされ、かつより豊かになれる!と超楽観思考です。
■素晴らしい未来
書名の「素晴らしい未来」とは、結局資本主義に盲目にされてきた人民が、自然の姿を取り戻せる機会であるといった解釈を持ちました。
ただし資本主義が崩壊するという意味ではなく、先進的な資本家・投資家はより洗練されたBIOや農業、農地、コミュニティに投資するようになってきているという事実も指摘し、そういった先見者をバックアップする力も資本主義にはあるという感じです。
実際に日本の先見あるお金持ちは、南米の農地農業に投資をしているという話も聞きます。(地球上で一番安定している農地が多いそうです。)
祭りは終わりです。
チルアウト!
次の祭りを準備しよう!
Posted by syn at 02:43 | Comments (0) | TrackBack
2005年06月06日
社長失格~ぼくの会社がつぶれた理由~
この分厚い本はなんともドラマティックでスピードのある内容である。
どの場面においても、その次はどうなる!?という期待があるので、どんどん読み進めてしまう。1~2日で読破した記憶がある。
内容は著者の華やかな成功前後と、失敗の記録を綴ったもの。
成功は華々しく大成功といった雰囲気。そしてそこにとりまく人の種類とその感情が読み取れる。
そして失敗におけるこれまた、そこにとりまく人々。
成功といってもビジネス界・資本主義社会のルールのようなものにどんどん拘束されていく様。成功者はどんどん金持ちになっていくけど、どこか自分の首をしめていっている予感。
でもそこにたどり着くまでのワクワク感やアイディア、構築の苦労は、さすがに楽しそう。
■人生のウェイブ
人生のウェイブについて考えたことがあるだろうか。
人は誰でも横一直線や、右肩上がり、右肩下がりな人生を歩まない。つねに0地点を中心にウェイブしている。
大成功には大失敗が前後どこかに必要であるという感覚が確信となる気がする。もちろん著者は大失敗の後、また復活を遂げているだろう。
大失敗が嫌なら、大成功も求めず、直線に近いウェイブで生きていけばいい。これを安全指向とでもいうのだろうか。
成功と失敗でなくても、幸せと不幸でもいい。活発と休息でもいい。
でも大きな波は、幸福度で言えば、あまり好ましくないように思う。(しかいs、何事も必然かつ経験なので不要とまではいえないけど)
小さなウェイブで幸せと不幸が流れている人はきっと穏やかなんだろうとか思う。
■人ひとりのパワー
でもそんなウェイブをいちいち調整しながら生きている人もいないだろう。
みんなさがることを欲してないし、上がろうとするパワーで生きているから、さしずめそんなパワーを感じる行動力や人間関係の一部を垣間見せてくれる本書はそういう意味でとても参考になる。
人のパワーはどこまであるのか。
自分のパワーに置き換えてメンタルトレーニングするとか、可能性を感じるにはいい材料かもしれない。
そして自分ひとりの力ではなんともできないといったことも聞くかもしれないが、本書から読み取れるもうひとつのドラマは、
最初から最後まで、自分ひとりということ。。。
トイレでひとりアイディアを煮詰める。から
裁判官にどなられる。まで、結局は自分ひとりであるという感覚。
そこから結局のところ自分でできるという発想を得るのもいいし、人に頼る、人に任せる、依存するという部分に関して、どうマネジメントすればいいのかを計画してみればいいと思う。
うらぎられても、他人が失敗しても、ケツを拭くのは自分である。
■社長失格
この題名はなぜこうなったのだろうかと思う。
若気の至りで突っ走った社長さんが失敗したので失格だったという意味だろうか。
しかし突っ走れるときに突っ走って成功と失敗を得たのであれば、それはそれで大成功ではないだろうか。そして我々に大失敗における最悪度は意外にもそれほど悲惨ではないということをひそかに教えてくれているかもしれない。
皆、失敗を恐れて躊躇する。しかし失敗とはどういうものか。それほど恐ろしいものなのだろうか?実はいくらでも対処方法があって、想像しているほど最悪ではないのではないか?そして失敗とは今の時点ではたんなる想像でしかないということに気付かされてしまう、そんな雰囲気をももっている。
現に著者はすでにこの大失敗をネタに商売を始めている。
彼の経験は売れているのである。
Posted by syn at 18:21 | Comments (7) | TrackBack


山田 真哉 (著)



