« 2005年02月 | Main | 2005年06月 »
2005年05月07日
リズム絶対主義
この本は森羅万象、人生、物事の全てを「リズム」「波」といった視点から、行動や思考を意識してみるといったことが書かれています。
さてこの著者について少々書いておくと、彼はミュージシャンです。アンビエントやニューエイジミュージックといったジャンルにカテゴライズされてCDもたくさんリリースしています。
信州出身の彼は、当時ピンクフロイドや60年代カルチャーの真っ只中にバンド活動をし、ヨガや禅、インド哲学、ネイティブアメリカンといったスピリチュアルカルチャーにも深い経験を持っています。そして「音楽療法」ミュージカルセラピーといった新分野の確立と共にその音楽活動を広げていきました。
奈良吉野は天川弁才天とも深く関わりを持ち、僕が訪れたときには、ひとけの無い境内の能舞台で彼の音楽が静かに流れていたのを思い出します。
■音楽とは
音楽とはリズムとメロディーで構成される時間的芸術です。
音とは、空気の振動であり、人はその空気の振動を皮膚や鼓膜で感知し、音を認識します。そしてその振動に絶妙な周波と音程、音色のコンビネーションが感じられた瞬間、それを音楽と認識します。
そう絶妙にコンビネーションされていると感じるから、心地よいのです。
■リズムの大切さ
音楽におけるリズムが心地いいのは、キモチと波が調和しているからです。もともとキモチはリズムに影響されそれに従います。
だからリズムがずれると、妙に心地悪くなるわけです。
リズムとは一定の規則を持った振動・波です。
その波の法則は、音楽でなく、人の健康や感情、そして人生までも、それに調和する必要があり、その狂いが病気や落ち込み、スランプ、ストレスとなって、自身をネガティブに方向付けるということです。
■自分のリズムの本質を知る
リズムには世界中で様々な様式があるようです。
自分は日本人であれば、日本人のリズム、欧米人であれば欧米人のリズムというように生まれ持った、一番心地よいリズムがあるようです。
目次から抜粋してみますと、
・日本人固有のリズム
・民族のリズム
・厄年のリズム
・日常のリズム
・躁鬱のリズム
と解説されています。
人間関係といった側面から見ますと、夫婦のリズムや、親子のリズム、話しかたのリズム、教育のリズムと続き、何事もリズム、波、呼吸の大切さをわかりやすく解説されています。
■リズムを乱されないようにする
本書の特徴だと感じたことは、このリズムや呼吸をどのように整えればよいのかということを考える前に、世の中の日常には如何に多くのリズムを乱される根源があるのかということを指摘されています。
それは例えば四季の感じられない野菜売り場であるとか、魅力の無い教育現場であるとか、刺激に満ちたテレビ放送であるとか、睡眠を妨げる労働環境等です。
これは一種の生活習慣病だと言えることかもしれませんが、まず自然のリズムを忘れている、もしくは知らないと言ったことが、我々の一番適切なリズムを認知する能力を乏しくさせられている生活に、病気やストレスの原因がると見ています。
本書を通じて、この世の中には、どのようなリズムが存在しているのかを垣間見ることはとても有意義なことだと思います。
Posted by syn at 05:40 | Comments (0) | TrackBack
2005年05月04日
「お金の達人」7つの教え

George Kinder (原著), 渡会 圭子 (翻訳)
この本で理解したことは、お金は感情の投影であるということである。
自分が自営業でいるという境遇もあってか、お金に関してはシビアにならざるを得ないところがある。
しかし数字の計算とつじつまを合わせて、一喜一憂、そして不安感をと繰り返していた様から、一歩新しい感覚でお金を見れるようになった。
■お金と自分探し
当サイトは、「自分探し」を取り扱っているわけだけど、まさにこの本は自分探しの方法の一片を解説しており、当サイトとの概念とも一致するところも多々存在する。
それは「お金は感情の投影である」という冒頭の文句とともに、自分がはっきりすればお金にも反映され、自分の行動や計画が美しいものになっていくと、ファイナンシャルな側面も比例するといったことだ。
自分自身に関わるファイナンシャルな側面を安心でき、そして豊かなものにするために、まず自分自身に安心できるようになり、自分自身の心を豊かにする過程を先に考えようと推奨している。
■知識!知識!知識!
そう何を何と思い込んでいるのか!?
自分がお金に対するポジティブやネガティブな様々な感情を整理してみる。最終的にお金を愛さない限り、お金と共存はできない。
そうお金はパワーであると同時に、最愛のパートナーでもある。
これは金権主義的な発想ではまったく無い!今のこの資本主義社会というあたりまえの国際社会で生活している人々の共通のシステムである。
しかしお金が不思議なところはその感情的な側面を反映しているというところである。
お金はモノでは決して無い。硬貨や紙幣がお金を意味するものでは無い。
あくまでお金はバーチャルなもので、パワーでありエネルギーだ。
したがってそれをコントロールするには、それに対する愛情と知識をもたなくてはならない。
本書は、そんな最初の一般的な思い込みを解除してみようというところから書かれている。
お金は一生懸命働けばもらえるものなのか!?
お金はひとりでに大きくなってくれるパートナーなのか!?
人それぞれのお金に対する想いと感情、知識はばらばらではあるが、自分の最愛のパートナーの一人として迎え入れるにはどのようにアプローチすればいいのだろうか。
■お金は苦痛を与えてくる!
お金のことを考えていると、不安になったり心配になったりするのは日常的なことではないだろうか。そうお金は苦痛をもたらしてくるのだ。
それはなぜだろうか。
お金のことで四苦八苦していた親を見てきたからか!?
思い通りに儲からないからか!?
一体なぜお金にそんなに不安にさせられるのか。
そんなあたりまえの疑問も人それぞれ違う理由を持っている。それを思い出し、気付く事は、お金と付き合うお互いの誤解を解くというお互いを理解しあう第一歩である。
本書はそのようなセルフコーチングの機会も与えてくれる。
■お金持ちになる自分探し
残念ながら、「お金持ちになりたい」という願望は実現困難なようだ。
しかし「なりたい自分になる」が達成すると「なりたい自分」が貧乏でない限り、お金持ちにならざるを得ないようである。
お金はパワーでありエネルギーである。
だから、電気のように、使い方を知って、何かのエネルギーに活用する。
お金の知識を持って、何かのエネルギーに活用する。
電気のように発電する知識があれば、
お金のパワーも自分で増大させることができる。
本書はその知識の一端を垣間見せてくれる。それはお金のお勉強ではなく、自分の理想計画・自分探しの一片としてのお金との係わり合い方だ。
自分が一番がんばれる、一番したいことを、うまく計画し継続し実現させるために、どのようにお金に接していくのかとった実際的なことだ。
しかもこれは方法が述べられているのではなく、自分で気付くためのセルフコーチングの手法が取られている。お金はパワーでありパートナー。人それぞれに違うから、自分で気付いたことが一番正しいのである。
■自分の限界という隠れた意識
つまるところ、誰でも自分には限界があると思い込んでいる。
本心の奥底に誰でも限界という壁を持っている。
お金もその壁を壊す事はできない。
その壁を壊す、もしくはもっと奥にひっこめることができるのは自分自身だけである。そのスペースが広ければ広いほどお金が安心して鎮座できるスペースも取れるであろう。
では自分の限界とはなんであるのか。
それは取り除けるのだろうか。
■自分自身で体験したお金の感情
自分が本書と共感できるような体験は幾度となく持っている。
残念ながらまだまだ全然小金持ちにも程遠いファイナンシャルシチュエーションであるが、お金に対する信頼が増している。
ある時期、お金は溜まらず、どんどんなくなっていった。
しかしお金に対する信頼は、「絶対になくなるはずはない」というものであった。そして計算上はマイナスになってまうというタイミングで、物理的なお金のつじつまはマイナスにならずに、峠を越えれた。
具体的に書くと恥ずかしいのであいまいだが、自分的にはそのときのことを奇跡っぽく感じた。
そして一年でもとに戻った。
そう元に戻すのは簡単なことなのだ。それは自分が一度経験したことでそこまでのファイナンシャルな状況は信頼でき想像できるからだ。
だからお金も安心してそこまでは戻ってこれる。
逆に、お金持ちになったことが無いので、
それ以上のお金は安心して、自分のところに居座ろうとはしない。
これが感情的な壁の存在だ。
それが克服できたとき、おそらく小金持ちになっていることだろう。
■お金に執着しなくなる
お金に対する信頼があると、不安感も減る
だから「食うために働く」という感覚が減少する。人は決してお金を稼ぐために生まれてきたわけではないのだ。人は豊かさを実感するために生まれてきた。
では豊かさとは何か、それを見つけるのが人生だと想う。
だから毎月のお金の収支計算を中心に生活していては、本来の目的も達成できない。でもこのお金に対する信頼があると、今の状況の生活は維持できる。
あとは、お金を稼ぐ手段の問題だ。
それは幾通りもの手段がこの世には存在している。どれを選ぶかは自分自身の問題だ。その選択にもお金に対する信頼や感情も影響する。
お金を信頼すると、
執着しなくなるので、自分の理想の仕事を選択できるようになる。
信頼が本物だと、その選択は勝手に成功する。
そんなものではないだろうか。
決してお金の数字的量ではなく、
自分が豊かに過ごせていられるかといった問題でもあり、
豊かの基準は人それぞれであったりもする。
そんな基準に準じて、お金は自らのパワーをコントロールするのだろう。
Posted by syn at 01:00 | Comments (0) | TrackBack


宮下 富実夫 (著)